「自分のクルマは自分で守る」が基本です
自動車豆知識 その1
ABS
アンチロック・ブレーキ・システムの略で、急ブレーキやすべりやすい路面でのブレーキ時にタイヤのスリップを防止し、安定した減速・停止・操縦ができるシステム。
スタッドレスタイヤ
スパイク・タイヤに代わる鋲(びょう)なしタイヤで、雪道や凍結路面走行時に、高い走行性能を発揮し、年々性能も向上している。
ホイール・ベース
前のタイヤの中心から後ろのタイヤの中心までの距離をホイール・スペースといい、距離が近いほど、安定性や乗り心地が良くなる半面、小回りはきかなくなる。
2WD車と4WD車
2WD車は前2輪、あるいは後ろ2輪だけに駆動力が伝えられる方式のクルマで、4WD車は4輪すべてに駆動力が伝達されるクルマ。
FF車
フロントエンジン・フロントドライブ(FF)車のことで、車体の前部にエンジンを搭載して、前輪を駆動するクルマ。
FR車
フロントエンジン・リアドライブ(FR)車のことで、車体の前部にエンジンを搭載して、後輪を駆動するクルマ。
自動車豆知識 その2
最大トルク
エンジン性能を表記するときに使われる言葉で、エンジンの発生する最大の回転力をいう。
MT車
マニュアル・トランスミッションの略で、変速操作をシフト・レバーとクラッチの操作で行うクルマ。 オートマチック・トランスミッション(AT)車が登場する前は、すべてMT車であった。
コラムシフト
ハンドルのすぐ近くにシフト・レバーを配置したもので、前席周辺を広く使えるメリットがある。 最近はRV車に多く見かけるようになった。
タイヤゲージ
タイヤの空気圧を計る工具。
SRSエアバック
衝突時に、瞬間的にエアバッグを膨らませ乗員を守るのがエアバッグ・システム。 しかし、シートベルトを装着していないと十分な効果は得られない。
デプスゲージ
タイヤの残り溝を計る工具。
自動車豆知識 その3
炎天下駐車の車内温度
エアコンを止めた 1時間後には 40℃近くも上昇する。サンシェードの使用と窓ガラスを開けることで、多少は社内温度の上昇を抑えられる。
ベーパーロック現象
ベーパーロックとは上記によって閉じてふさがるという意味で、過熱によりブレーキ液の一部が気泡になって、ブレーキのききが悪くなる現象。
クリープ現象
AT車が走行レンジにシフトすると、アクセルを踏み込まなくてもクルマが前に進む現象。 この現象を知っていないと思わぬトラブルのもととなる。
下り坂走行
長い下り坂走行でフット・ブレーキだけを多用すると、ブレーキのききが一時的に悪くなる恐れがあるため、エンジンブレーキをきかせることが鉄則。
運転中の携帯電話
運転中の携帯電話の使用は平成11年から法律でも禁じられている。 携帯電話使用のマナーをドライバーとしてしっかり守りましょう。
オーバーヒート
オーバーヒートは冬にも起こる。 冷却水の凍結が原因となるので、事前に整備事業場で冷却水の凍結温度をチェックし、凍結を予防しよう。
チェックシートと警告灯
チェックシート
オーバーヒートは冬にも起こる。冷却水の凍結が原因となるので、事前に整備事業場で冷却水の凍結温度をチェックし、凍結を予防しよう。
警告灯
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警告灯一覧こちらをタッチ
計器全体
燃料計
燃料の液量を表示します。
スピードメーター
走行速度を表示します。
シフトレバー位置表示灯
タコメーター
1分間あたりのエンジンの回転数を表示します。
水温計
冷却水の温度を表示します。
オーバードライブOFF表示灯
ヘッドランプ上向き表示灯
燃料残量警告灯
エアバッグ警告灯
エアバックシステムに異常があると点灯します。エンジンがかかった状態で点灯していたら、整備事業場で点検してもらいましょう。
エンジン警告灯
エンジン制御システムに異常があると点灯します。エンジンがかかった状態で点灯していたら、整備事業場で点検してもらいましょう。
ABS警告灯
ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)に異常があると点灯します。エンジンがかかった状態で点灯していたら、整備事業場で点検してもらいましょう。
充電警告灯
充電系統に異常があると点灯します。エンジンがかかった状態で点灯していたら、整備事業場で点検してもらいましょう。
ブレーキ警告灯
パーキングブレーキがかかっていると点灯します。パーキング・ブレーキ・レバーを戻しても消灯しない場合は、ブレーキ液量に異常があります。エンジンがかかった状態で点灯していたら、整備事業場で点検してもらいましょう。
油圧警告灯
エンジンオイルの圧力に異常があると点灯します。エンジンがかかった状態で点灯していたら、整備事業場で点検してもらいましょう。
排気温度警告灯
触媒装置の温度が異常に高くなると点灯します。エンジンがかかった状態で点灯していたら、整備事業場で点検してもらいましょう。
半ドア警告灯
ドアが確実に閉まっていないと点灯します。
シート・ベルト警告灯
シート・ベルトを着用していないと点灯します。
日常点検
日常点検はクルマの健康状態をチェックするための必須条件です。走行時のトラブルを事前に回避するためにも日常点検をしっかり行いましょう。長距離走行前はもちろんのこと、洗車や給油の際などに行う習慣を身につけましょう。
よくある質問
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車検と定期点検整備の違いは?こちらをタッチ
車検は一定期間ごとに国が行う検査で、あくまでもその時点でのクルマの安全性や公害防止面が基準に適合しているかどうかを、テスターや目視などによって検査するもので、次の車検までの安全性が保証されているものではありません。それに対して、定期点検整備は、クルマのトラブル防止や性能の維持を図るための予防整備であり、点検の結果、不具合個所があれば、そこを整備します。その際、部品の磨耗などにより不具合になるおそれがある個所についても、故障が発生する前に整備をして、安全性等を確保するものです。トラブルのない快適なカーライフを楽しむためには、定期点検をきちんと受けて、安全性を確認し、不具合個所は整備しておくことが大切なのです。
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整備事業場とユーザー車検(代行業者を含む)との違いは?こちらをタッチ
ユーザー車検とは、自動車ユーザー自らクルマを国の検査場に持ち込んで車検を受けることをいいます。ユーザー車検代行とは車検代行業者がユーザーの皆さんに代わってクルマを国の検査場へ持ち込んで車検を受けることをいいます。これらの場合は一般に、車検の際に点検整備を実施しないケースがほとんどです。最近のクルマがいくら故障をしなくなったとはいえ、点検整備をしないと不具合が発生する確率は高くなります。
平成9年~12年に、ユーザー車検合格後に何らかのトラブルが発生して、整備事業場に入庫したクルマを調査すると、1ヶ月以内に入庫したケースは30%でした。 その半数近くがブレーキ関係の不具合となっており、整備費用は2~4万円が約30%、10万円以上というケースも5%ありました。
これらに対して整備事業場は国から認証を受けた事業場ですから、一般にユーザーの皆さんから車検の依頼を受けた場合は、クルマの状態を点検し、点検の結果、必要となった整備を実施し、安全面、公害防止面を十分に確認したうえで車検を受けます。
ユーザーにクルマの『保守管理責任』があるという観点からも、車検時には検査だけでなく、きちんと定期点検整備を実施することが望ましいのは当然のことといえます。
なお整備事業場では,定期点検を実施したクルマには整備保証をしておりますので、より安心してクルマを使用できます。
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車検を受ける際の費用の内訳はどうなっているのでしょうか?こちらをタッチ
車検の費用には、クルマの点検・整備に必要な技術料金と部品代などの点検・整備料金と、自動車重量税、自賠責保険料、検査手数料などの税金等諸費用がかかります。
車検時には点検・整備料金と税金等の法的諸費用等が必要です。
車検の場合は、あらかじめ概算見積書を交付してもらい整備事業場と合意のうえで依頼しましょう。
点検・整備料金
基本点検技術料金 定期点検で義務づけられている項目の点検を行う技術料金 整備技術料金 ・点検の結果、整備が必要な個所の整備を行う技術料金
・お客様のご用命により行う整備の技術料金保安確認検査料金 各種検査機器等を使用して保安基準に適合しているかどうかの確認(検査)を行う技術料金 部品・油脂代金 使用部品、エンジン・オイル等の代金 その他 ・点検のためのエンジン、下廻り等の洗浄料金
・下廻り腐食防止等のための塗装料金法的諸費用等
自動車重量税 車検時に国に納める税金 自賠責保険料 自動車使用者が必ず入らなければならない法律で定められている強制保険の保険料 検査手数料 検査を受け、自動車検査証の交付を受けるための国へ納める手数料 このほか、検査代行手数料や消費税が必要です。